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「飲酒運転の車がゼロにならなければ」息子を奪われた母が訴え 警察「飲酒運転かもと思ったら110番して」 福岡

2024年8月23日 18:26
「飲酒運転の車がゼロにならなければ」息子を奪われた母が訴え 警察「飲酒運転かもと思ったら110番して」 福岡
飲酒運転「ゼロ」目指す

福岡市東区の海の中道大橋で、3人の子どもの命が奪われた飲酒運転事故から、8月25日で18年です。飲酒運転の車に高校生の息子を奪われた女性が、福岡市で飲酒運転の撲滅を訴えました。

23日、福岡市の製薬会社を訪れたのは、13年前、飲酒運転の車にはねられ、高校生の息子を亡くした山本美也子さんです。飲酒運転撲滅の輪を広げていきたいと呼びかけました。

■NPO法人はぁとスペース・山本美也子理事長
「飲酒運転という車が、この社会からゼロになって、なくなっていかなければ。大事な家族が、大好きな人たちが普通に道路を歩いていても被害に遭う可能性がゼロではない。だからこそ、飲酒運転がこの世の中からゼロになるように声を上げ続けていく。そういう活動が大事だなと思っています。」

講演のあと、製薬会社の社員や博多高校の生徒などが歩道に立ち、飲酒運転ゼロを呼びかけました。

福岡県内の飲酒運転の検挙件数はことし7月までで823件と、去年の同じ時期より9件増えています。

■山本理事長
「なかなかゼロにはほど遠い現状ではありますが、飲酒運転がゼロなのが当たり前になる社会が間違いなく来ると信じて、皆さんの力を借りながら頑張っていきたいと思っています。」

警察は、止まっている車の運転席で酒を飲んでいる、青信号なのに発進しないなど、飲酒運転かもと思ったら110番通報してほしいと呼びかけています。