新型コロナ補助金7600万円を不正受給 飯塚市の病院に返還命じる 工事の記録がないことが発覚 福岡
病院がコロナ補助金の不正受給
新型コロナウイルスに関する補助金の不正受給が発覚しました。福岡県は飯塚市の病院に対し、7600万円余りの支払いを命じました。
補助金の返還を命じられたのは、福岡県飯塚市の飯塚みつき病院です。
福岡県によりますと、飯塚みつき病院はおととし7月から去年3月にかけて、新型コロナウイルスに感染した患者のための病床を確保した医療機関に支払われる補助金7600万円あまりを不正に受け取っていました。
患者を受け入れるために行ったとされる、工事の記録がないなどの不正が会計検査院の検査で発覚し、福岡県は19日付で7600万円あまりの補助金全額の返還を命じています。
福岡県は、飯塚みつき病院の不正について警察に情報提供を行うとともに、ほかの医療機関で不正受給がないか確認するため調査を続けています。