【米軍ヘリが低空飛行】日米共同訓練に参加の海兵隊所属「機体の不具合で寄ったわけではない」再発防止を申し入れ 佐賀
アメリカ軍のヘリコプターが28日、佐賀空港を事前の連絡なく低空飛行した問題で、九州防衛局がアメリカ軍に再発防止を求めました。日米共同訓練に参加しているアメリカ海兵隊所属のヘリで「機体の不具合で寄ったわけではない」としているということです。
28日、佐賀市の佐賀空港で、アメリカ軍のヘリコプターが事前の連絡なく、滑走路付近を高さ10メートルから20メートルで低空飛行しました。
佐賀県によりますと、アメリカ軍のヘリは日米共同訓練「アイアン・フィスト24」に参加している海兵隊の第一海兵航空団に所属する機体で、長崎県の相浦駐屯地から熊本県の高遊原分屯地に向かっていました。
九州防衛局の説明によりますと、アメリカ側は「機体の不具合で佐賀空港に寄ったわけではない」としているということです。
九州防衛局の局長らは29日、佐賀県庁や県議会を訪れ、事情を説明しました。
■九州防衛局・江原康雄局長
「これについては私たちは問題だと考えておりまして、事実関係の確認に踏まえて米側に遺憾の意を伝えるのと同時に、再発防止の徹底の申し入れを行ったというところでございます。」
九州防衛局によりますと、低空飛行した経緯などの詳しい事実関係については、引き続きアメリカ軍に確認中だということです。