シリーズ「こどものミライ」逆上がりできるようになったよ 内村航平さんや地元プロ選手が伝える「運動の楽しさ」福岡
■北九州市生まれ・内村航平さん(35)
「おお~!できるようになってるね~!」
29日、北九州市八幡東区の花尾小学校で鉄棒の授業に参加したのは、オリンピック金メダリストの内村航平さんです。
内村さんは北九州市が生まれ故郷です。去年5月にもこの小学校を訪れ、子どもたちに逆上がりのコツを伝授しました。
■内村さん(去年5月)
「手の幅が広いんだよ。自分の肩の幅、このくらいに。」
「足が上がらないから一歩前、ここまで足を入れないといけない。」
4年生は去年、内村さんの指導を受けてから、休み時間にも鉄棒をすることが増えたといいます。今回はその成果を披露しました。
■石井彩太さん
「あまり鉄棒ができなかったけれど、1学期に内村さんが教えてくれたおかげでできた。回れた時の爽快感があります。」
■長尾柚陽(ゆうひ)さん
「今までは普通に鉄棒してたけれど、内村航平さんと出会って楽しくなりました。鉄棒はこんなにも面白いんだなと思って楽しくなりました。」
内村さんは子どもたちの成長を確認して、こう呼びかけました。
■内村さん
「一つのことに全力で頑張ることの大切さを皆さんもわかったと思うし、何回も何回もチャレンジして、できるまでちゃんと頑張ろうという気持ちが今後、大切になってくると思うので。それに気づけたことは、皆さんは人間として成長できたと思います。」
一方、26日には北九州市八幡東区の体育館に、野球、女子ソフト、フットサルの地元のプロスポーツ選手たちが集まりました。
■指導
「みんなほら、ボールを目で追って、目で追って。」
指導を受けているのは、尾倉幼稚園の子どもたちです。
■指導
「今から転がすから、みんなキャッチしたら思いっきり投げてください。」
■北九州下関フェニックス・中村道大郎 選手兼任ヘッドコーチ
「6歳から12歳が一番、運動神経が発達するんですよね。いろんな感覚がですね。それを過ぎてしまうと、どうしても伸び率は減ってきてしまう。ボールを投げる、ボールを蹴ることに対しての『楽しさ』をまずは一番感じてほしい。」
■指導
「きょう、お手々は使いません!頑張って足だけでやるよ!」
身体能力が飛躍的に高まる時期に、運動の楽しさを知ってほしい。子どもたちは足でボールを止めたり、バットで打ったり、楽しそうに取り組んでいました。
■園の職員
「初めてサッカーや野球をする子もいると思うのですが、なかなか私たちも教えられないので。すごく楽しそうでした。」
■園児
(きょうはどうでしたか?)
「楽しかった!」
■内村さん
「体を動かすことの大切さって動かさなきゃわからない。特にコロナもあって、家で楽しむことも覚えちゃっているので、なかなかそこから体を動かそうって持って行きづらいのですが、アスリートがそこは活動していくしかないと思うので。」
一流のアスリートとともに体を動かした子どもたち。その楽しさはしっかりと伝わったようです。