釜山（プサン）行き「ニューかめりあ」エンジントラブルで博多港に引き返す　一夜明けた24日も運航再開のメド立たず

博多と韓国・釜山（プサン）を結ぶフェリーが23日、エンジントラブルで博多港に引き返しました。24日はフェリーが欠航していて、運航再開のメドは立っていません。

博多と韓国の釜山を結ぶ「ニューかめりあ」は、23日正午すぎに博多港を出発して釜山に向かう予定でした。しかし、航海中に2基あるエンジンのうち1基が停止し、緊急点検のため博多港に引き返しました。

■山本竜誠記者
「受け付けカウンターでは、スタッフが対応に追われています。」

一夜明けた24日、フェリーは欠航となり、博多港国際ターミナルにある運営会社のカウンターでは、乗船を予定していた客がスタッフに説明を求める姿も見られました。

■帰国予定の韓国人留学生
「あした運航できるかできないか分からないということなので。韓国へ帰省する時も乗っていたので、びっくりしました。」

一方、23日に乗船していた430人あまりの客は、船内で一夜を過ごしたあと、24日午前7時半ごろからターミナルの待合室で待機していました。

■引き返したフェリーの乗船客
「（きのう午後0時半に出航して）午後3時ごろ引き返し、いま（翌日の）午前11時。ほぼ24時間待っています。いつ出航するか、払い戻しがあるか、分からない。長い時間待っているので疲れて、おなかもすいて、気分も良くないです。」

運営会社によりますと、これまでのところ、運航再開のメドは立っていないということです。