福岡・佐賀でも震度3　気象庁「南海トラフ地震の可能性が急激に高まっているとは考えにくい」　

17日夜遅く、四国地方で震度6弱の激しい揺れを観測する地震がありました。福岡・佐賀でも震度3の揺れを観測しましたが、被害の情報は確認されていません。

気象庁によりますと、17日午後11時14分ごろ、四国地方で震度6弱の激しい揺れを観測する地震がありました。

震源地は豊後水道で、震源の深さは39キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.6です。

福岡や佐賀の一部の地域でも震度3を観測しましたが、これまでに被害の情報は入っていません。

今回の地震は南海トラフ巨大地震の想定震源域で起きましたが、気象庁は巨大地震の可能性が急激に高まっているとは考えにくいとしています。

■気象庁の担当者
「今回の地震は、規模が南海トラフ 地震の発生を検討する基準（M6.8）以下の地震と考えています。揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してください。」

揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害の恐れがあるため、気象庁は今後の地震や雨にも注意するよう呼びかけています。