【パリ五輪】男子マラソン赤﨑選手が練習を公開「ワクワクな気持ちが一番強い」パリでの試走で見つけた課題に取り組む 福岡
パリオリンピックの開幕まで、残り2か月ほどとなりました。福岡に練習拠点を置く、男子マラソンの赤﨑暁(あかさき・あきら)選手が21日、報道陣に練習を公開し、大舞台への意気込みを語りました。
■赤﨑暁選手(26)
「今のところ緊張はなくて、楽しむって気持ちはありますし、自分も夢として代表になりたかったので、それはすごくワクワクな気持ちが一番強いです。」
福岡市の九電工・陸上競技部に所属する赤﨑暁選手(26)。去年10月、男子マラソンの代表を決める選考レースで、パリオリンピックへの切符をつかみ取りました。
出身地の熊本で本格的に陸上を始めたのは、高校生の時でした。その後、東京の拓殖大学に進み、4年連続で「箱根駅伝」に出場しました。
■九電工 陸上競技部 男子部 高井和治監督(去年12月)
「赤﨑の強みといったら絶対的に、ほかの選手よりスピードがある。スピードの強みにスタミナが付いて赤﨑自身の力のベースが上がった。」
持ち前の集中力で努力を重ね進化を続けていますが、代表に内定した後、パリを訪れ実際のコースを試走した際には、課題を痛感したといいます。
■赤﨑選手
「自分が思った以上に結構コースもアップダウンがきつく、今までの練習じゃだめだなっていうのも感じた。走行距離をしっかり踏んで足腰を鍛えるのも大事だと思いますし、下りでも自分がなるべく力を使わずに効率のよい下り方を見つけながら、しっかりとこれから練習を組んでいこうと思っています。」
ラストストスパートでも持ち前のスピードを発揮できるよう、強化していきたいとも話しました。
パリオリンピックまで、残り2か月ほどです。今後、国内合宿などを重ね調整していくとしています。初出場への意気込みを聞きました。
■赤﨑選手
「夢であった舞台に立てるってことはすごくうれしいことなので、人生すべてかけたっていう思いで、しっかりとパリオリンピックは挑みたいと思っていますし、満足のいく、後悔しないような走りができるようにしっかりと頑張りたいと思います。」
「楽しむ」をモットーに自然体を貫く赤﨑選手。大舞台での活躍に期待が高まっています。