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「少しでも自分の思いが届けばいいな」投票率…若い世代が課題 福島

2024年10月25日 18:45
「少しでも自分の思いが届けばいいな」投票率…若い世代が課題 福島

衆議院選挙について、選挙戦も終盤に入り、各陣営、舌戦も熱を帯びていますが、選挙への関心についてお伝えします。

3年前、前回の衆院選の県内の投票率は58.01%でしたが今回、投票率は上がるのか、下がるのか。政治とカネの問題で関心が高まり投票率は上がると話す陣営がある一方で、区割りの変更で投票率は下がるとみている陣営もありました。特に前回の選挙では20代の投票率が35.1%と最も低く、若い世代の投票率の向上が課題となっています。そこで県内の大学では投票を呼び掛ける取り組みが行われています。福島大学では24日、県の選挙管理委員会の職員と学生らが投票日が書かれたウェットティッシュやペンを配りました。

■県選挙管理委員会(県北地方振興局) 安藤 真貴子さん
「若年層の投票率が低いという傾向があるので、今回重点的に啓発活動をした」

2016年から投票できる年齢が「18歳以上」に引き下げられ、今回、初めて選挙に臨む学生もいます。選挙に対する若者の関心は?

■学生
「(選挙は)初めてです」「まだよく調べてないので、情報を取り入れて自分で考えたい」記者「政治との距離は感じる?」「感じますね」「(投票に)行こうかなと思っているけど、まだよくわからないので、調べていこうかなと思いました」「初めての選挙だからこそ自分なりに調べて投票したい」

また、大学の図書館には期日前投票所が設けられていて、講義の合間などに学生が一票を投じていました。

■投票した学生
「たった一票だが、それで何か変わるかもしれないので、少しでも自分の思いが届けばいいなと思って投票しました」

選挙の区割りが変わったことで、候補者も戦い方を工夫しているように感じました。その地域に地盤がある政治家が応援に入ったり、SNSで発信することで広い層に訴えたり、いかに限られた選挙期間でより多くの人に自分の思いを伝えるか試行錯誤していました。学生が、「たった1票でも何か変わるかもしれない」と話していたように選挙は一番身近に政治に参加する方法の一つかと思いますのでその権利は大切です。もちろん、直接、各候補者がどのような考え方なのか聞くことができると良いですが、実際は、難しい方も多いのではないかなと思います。今回、日本テレビでは候補者アンケートや自分の考え方を確認できるウェブサイトを設けています。候補者アンケートでは選挙区を選択するとテーマごとに候補者の考え方の違いを確認することができます。こちらは「政治のリーダーにとって最も大切だと思う資質」について福島4区の候補者の考え方です。

齋藤さんは「予測力」、熊谷さんは「説明力」、坂本さんは「決断力」とそれぞれ回答しています。こうしたものも活用しながらぜひ候補者の考え方を知って、投票に行ってもらえればと思います。

最終更新日:2024年10月25日 18:45