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政治とカネ問題に揺れる国会…不信募る国会議員に喝!喝!喝! 「旧二本松藩の戒石銘碑の拓本。全国会議員に贈る」~武士の給料は民の汗と脂の結晶であり、民に感謝しいたわらねばならない~【二本松市・福島県】

2024年6月17日 18:55
政治とカネ問題に揺れる国会…不信募る国会議員に喝!喝!喝! 「旧二本松藩の戒石銘碑の拓本。全国会議員に贈る」~武士の給料は民の汗と脂の結晶であり、民に感謝しいたわらねばならない~【二本松市・福島県】

政治とカネの問題で揺れる国会ですが、それに喝を入れようと二本松市の商工会議所が動きました。政治を行なう者への戒めとして旧二本松藩で受け継がれてきた「拓本」を国会議員に配るというのです。政治家自らが襟を正すことはできるのでしょうか。

■立憲・笠 国対委員長代理
「岸田総理自身が本当にその自覚があるのか、あるいは本気でこの政治改革に取り組む姿勢があるのか」

国会の会期末まで1週間。与野党の攻防が山場を迎えています。焦点となっているのが政治資金規正法の改正。自民党派閥の政治資金パーティーをめぐり明るみとなった「裏金事件」ですが、県内の国会議員にも、派閥からのキックバック分をもとに税の優遇を受けたとする不適切な「金の管理」も浮上。「政治とカネの問題」で国民の不信は増すばかりです。こうした状況に「喝」をいれようと二本松市の商工会議所が動きました!それというのが…。

♪二本松商工会議所 専務理事 渡辺 誠一 さん
「こちらが旧二本松藩の戒石銘碑の拓本。全国会議員に贈ることにした」

「藩士の戒め」として旧二本松藩で受け継がれてきた文言を写し取った「拓本」です。二本松商工会議所は18日、東京の議員会館でこの拓本をすべての国会議員に配るというのです。その「戒め」はどんなものなのか。およそ300年前、旧二本松藩の5代藩主、丹羽高寛公が作らせたものがいまも旧二本松城の入り口に設置された石碑に刻まれています。

■戒石銘碑
「爾俸爾禄 民膏民脂」(読み:なんじのほう なんじの ろくは たみのこう たみのしなり)

武士の給料は民の汗と脂の結晶であり、民に感謝しいたわらねばならない。歴史のなかでも政治を行なう者は謙虚でありなさいと、言い伝えられてきました。

二本松商工会議所 専務理事 渡辺 誠一 さん
「襟を正してもらって、国民の信頼回復、景気回復に一丸となって取り組んで欲しいという思い」

国民の不信を招いている政治とカネの問題。政治家自らが襟を正し解決に導けるのか、注目です。