全国的に記録的な不作で高値のノリ 相馬の松川浦では明るい兆しも?福島県
私たちの食卓にも身近なノリが今、記録的な不作で高値となっています。
福島県内の産地も影響を受けていますが、2月に入って明るい兆しも見えてきました。
今や海外でも人気のおにぎり!
そのおいしさを引き立ててくれるのが食卓でもおなじみのノリです。
ただ、その価格も今は上がっていて、漁連や漁協が販売する「ノリ」1枚あたりの平均単価は、2020年度は10.48円でしたが、2024年度は31.01円と3倍近く高騰しています。
海水温の上昇やクロダイの食害などによる記録的な不作が高値の理由です。
福島県内の産地は影響を受けているのか…相馬市の松川浦へ向かいました。
■川上耕平記者
「午前7時をまわった松川浦です。寒い風が吹く中、のりの収穫が行われています」
松川浦の名産といえば「青のり」は、今が収穫の最盛期です。
相馬双葉漁業協同組合の理事・山下博行さんに今年の状況を聞くと…
■相馬双葉漁業協同組合 山下博行 理事
「例年よりは生育が遅れている」
水揚げされたものを一見するとわかりませんが、脱水したノリを見せてもらうと…
■川上記者
「私から見ると良い色だと思うんですけど…」
■山下さん
「例年だともっと緑色が濃いんですよ。薄い緑があるでしょ、濃いのがいいんですよ」
生育が遅れている原因として山下さんは気候の変化をあげます。
■山下さん
「ことしは雨が少ない、台風があまり来ないのもある程度影響がある」
例年より暖かい日が続いたことで海水温が下がらず、生育が遅れていると山下さんはいいます。
実際、松川浦地区の乾燥のりの1月の出荷量は、2024年の同じ時期と比べて3分の1程度にとどまっているそうです。
ただ、2月に入ってからは明るい兆しが見えてきました。
気温がグッと下がる日が増えたことでノリの生育が進み、より質の高いものが収穫できると見られているのです。関係者も期待を寄せます。
■山下さん
「冬は冬、春は春で、その季節なりの天候だと(生育)回復する。香りと味は抜群なので、皆様に食べていただければ」
福島県内の産地も影響を受けていますが、2月に入って明るい兆しも見えてきました。
今や海外でも人気のおにぎり!
そのおいしさを引き立ててくれるのが食卓でもおなじみのノリです。
ただ、その価格も今は上がっていて、漁連や漁協が販売する「ノリ」1枚あたりの平均単価は、2020年度は10.48円でしたが、2024年度は31.01円と3倍近く高騰しています。
海水温の上昇やクロダイの食害などによる記録的な不作が高値の理由です。
福島県内の産地は影響を受けているのか…相馬市の松川浦へ向かいました。
■川上耕平記者
「午前7時をまわった松川浦です。寒い風が吹く中、のりの収穫が行われています」
松川浦の名産といえば「青のり」は、今が収穫の最盛期です。
相馬双葉漁業協同組合の理事・山下博行さんに今年の状況を聞くと…
■相馬双葉漁業協同組合 山下博行 理事
「例年よりは生育が遅れている」
水揚げされたものを一見するとわかりませんが、脱水したノリを見せてもらうと…
■川上記者
「私から見ると良い色だと思うんですけど…」
■山下さん
「例年だともっと緑色が濃いんですよ。薄い緑があるでしょ、濃いのがいいんですよ」
生育が遅れている原因として山下さんは気候の変化をあげます。
■山下さん
「ことしは雨が少ない、台風があまり来ないのもある程度影響がある」
例年より暖かい日が続いたことで海水温が下がらず、生育が遅れていると山下さんはいいます。
実際、松川浦地区の乾燥のりの1月の出荷量は、2024年の同じ時期と比べて3分の1程度にとどまっているそうです。
ただ、2月に入ってからは明るい兆しが見えてきました。
気温がグッと下がる日が増えたことでノリの生育が進み、より質の高いものが収穫できると見られているのです。関係者も期待を寄せます。
■山下さん
「冬は冬、春は春で、その季節なりの天候だと(生育)回復する。香りと味は抜群なので、皆様に食べていただければ」
最終更新日:2025年2月19日 18:45