夏の高校野球福島大会開幕間近!会津北嶺高校“応援団”に注目!福島・会津若松市
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毎年、さまざまなドラマが生まれる夏の高校野球大会。
主人公はもちろん、グラウンドで戦う球児たちですが…
その球児を鼓舞する「応援団」も大事な立役者です。
きょうはその応援団に注目します。
こちらは、会津若松市の会津北嶺高校。
放課後、楽器の練習に打ち込むのは、7人の部員たち。
でも「吹奏楽部」ではないんです。
■会津北嶺高校 応援団 部長(3年生)深野 眞尋さん
「中学校時代から吹奏楽部に入っていて高校でも楽器が吹きたいと思って応援団に入部した」
実は会津北嶺高校、学校に吹奏楽部がなく、楽器を演奏できる部活は、この“応援団”だけ。
3年前、当時の生徒たちが野球部を応援するために楽器を手にしたのがきっかけで結成した、この“応援団”は、吹奏楽を続けたい生徒の受け皿にもなっています。
ところが…
■会津北嶺高校 応援団 部長(3年生)アルトサックス担当 深野 眞尋さん
「中学校時代は打楽器をやっていました。最初は音も出なかったんですけど…」
■会津北嶺高校 応援団 副部長(3年生)トランペット担当 横山 美侑さん
「ホルンやってました。1年目は全然音が出なくて…」
人数や楽器が少なく、これまで経験してきた楽器とは全く違う楽器を担当することもめずらしくありません。
しかも、その練習方法というのが…
■会津北嶺高校 応援団 部長(3年生)アルトサックス担当 深野 眞尋さん
「YouTubeとか調べながらやりました」
動画サイトでお手本になる動画を見つけて練習しているといいます。
それというのも…
■会津北嶺高校 応援団 顧問 新田 恭平さん
「全く知識がないので最初はベー管とエス管というのがあるとか。そういうのも彼女たちから聞いて…」
顧問の先生は楽器未経験!
自らも動画を見ながら勉強してやっとの思いで応援団をまとめています。
そんなちょっと変わった応援団ですが、そのひたむきな努力が実り、2024年度から部活動として認められることになりました。
■会津北嶺高校 応援団 部長(3年生)深野 眞尋さん
「部活になって本当によかったと思う。本格的に練習できるのですごくうれしい」
いろいろな困難があっても夢や目標に向かって頑張る「応援団」の姿は、選手たちにとっても大きな励みとなっているようです。
■会津北嶺高校 野球部 副キャプテン(3年生)安納 直人さん
「人数が少ないのは知っていて、少ない人数のなかでいかにどう演奏するかとか自分たちで自主練してたり、すごく感謝している」
■会津北嶺高校 野球部(3年生)渡邉 新さん
「ピンチの中でもすごく応援が自分たちの力に変わってくれて助かったときもたくさんあったし、応援がなかったら勝てなかった試合もたくさんあったと思うのですごく助かっている」
会津北嶺高校の初戦は7月14日。
この夏、一体どんなドラマを見せてくれるのでしょうか。