愛知県の高浜市役所で、男がガソリンのような液体をまいたと通報があり、この男を含め、男女5人が搬送されました。

警察などによりますと、16日午後3時ごろ、高浜市役所で、「ガソリンらしきものがまかれ、火がつけられた」などと119番通報がありました。

ガソリンのようなものをまいたのは、住居・職業不詳の男（62）とみられ、駆けつけた警察官に建造物侵入の容疑で現行犯逮捕されました。

男は全身にやけどをしていたほか、腹部に切り傷があり、病院に搬送されました。消防によりますと、搬送時には意識がなかったということです。

市役所職員：
「市民の方が叫びながら市役所の庁舎に入ってきた。灯油の入ったペットボトルを何本か持っていましたけれどペットボトルになたで穴を開けまして我々にぶちまけました」

男は、「職員を出せ」などと叫びながら、刃物を振り回していたということで、取り押さえようとした男性職員が手を切るなど、職員の男女4人が軽傷です。

市役所職員：
「悲鳴が上がった。（男が）火だるまになった時点で他の職員を外に出した」

職員によりますと、男は約2年前から納税に関してトラブルがあったということです。