ひび割れ・たるみがないか 道路陥没の前兆を探る緊急点検・福島
埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故を受けて、県内の道路でも陥没の前兆がないか県の職員による緊急点検が行われました。
4日、点検が行われたのは郡山市にある幹線道路です。
この道路の地下約21メートルのところには県が管理する直径2メートル以上の下水道管が通っています。
その上の道路を調べる理由というのが、1月28日に埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故です。
地下10メートルほどを通る下水道管が腐食し、これがきっかけで大規模な陥没が発生したとみられています。
陥没した時、トラック1台が転落し、運転手はまだ取り残されたままで今も危険と隣り合わせの救助作業が続いています。
4日、県が行った点検では、道路のひび割れやたるみなど陥没に繋がる前兆がないかを確認しました。
■福島県土木部下水道課 鈴木 国俊 主幹兼副課長
「今のところ、異常があったとは聞いておりません。異常があれば速やかに措置をしていきたいという風に考えております。」
県はマンホール内部を調査する緊急点検を行う計画です。