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強風に路面凍結…大荒れの福島県内 郡山市で70代女性が転倒し軽傷 住宅の壁が飛ばされる被害も

2025年2月13日 18:49
強風に路面凍結…大荒れの福島県内 郡山市で70代女性が転倒し軽傷 住宅の壁が飛ばされる被害も
福島県内は西よりの風が強まり、交通などに影響が出ました。郡山市では、70代の女性が風にあおられ転倒。軽いけがをしたほか、福島第一原発では、13日から始まる予定だったタンクの解体作業が延期となりました。

JRいわき駅に向かう人も体を前かがみにして歩いていました。それくらい、13日は各地で風が強まりました。

一時、浜通りに暴風、中通りに暴風雪警報が出され、いわきでは最大瞬間風速32.3メートルを観測しました。

■学校に向かう高校生
「めっちゃ強いです、過去一。めっちゃ困ります」

この強風で東北新幹線の一部に遅れがでているほか、常磐線や東北本線などに遅れや運休がでています。

強風の影響は、福島第一原発の廃炉作業にも。福島第一原発では、13日から処理水を保管していたタンクの解体に着手する予定でしたが、強風が吹き荒れ、クレーンが動かせないとして、タンクの解体作業の開始は14日以降に延期となりました。

■東京電力 前城 直輝さん
「明日以降、天候が収まれば、作業中止基準を下回っているような風速であれば、解体を進めていきたい」

そして、郡山市では住宅の壁が飛ばされる被害も。

さらに、市内を歩いていた70代の女性は、風にあおられ、転倒。顔や腕をすりむいたということです。

一方で、先日の大雪の影響で、歩道に残った雪が解けて凍り、非常に滑りやすく危険な状態となっている所が多くありました。外を歩いていて、転びそうになった人も多かったのではないでしょうか。

■歩行者女性
「裏道が凍ってるから危ないですよね。風が強いから転ぶかと思いました」

会津では、大雪の影響が今も深刻です。会津若松市内では、広い範囲で除雪が進められていますが、道路にはぶ厚い雪が残り、除雪に関わっているトラックも進むのがやっとです。

この後も、会津では山沿いを中心に断続的に雪やふぶきとなる予報です。

14日も冬型の気圧配置が続く見込みで、会津は昼頃まで雪やふぶき。中通りや浜通りは昼頃まで、雪や雨となる予報です。

雪や、風など天候に左右される日が続きますが、お気をつけてお過ごしください。
最終更新日:2025年2月13日 18:49