広島からパリ五輪を目指す! プロテニスプレーヤー・二宮真琴選手 2大会連続オリンピック出場をかけて 強さのヒミツを徹底プレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。有田優理香アナウンサーが『パリへの道』と題して、広島のチームから、2024年開催のパリ五輪出場を目指す、女子プロテニスプレーヤーをプレゼンします。
今回紹介するのは、広島市出身のプロテニスプレイヤー・二宮真琴選手です。前回の東京オリンピックでは、ダブルスで初出場しました。1回戦敗退でしたが、大きな経験と振り返ります。パリオリンピック出場を目指し、2018年の全仏オープンで準優勝を果たした穂積絵莉選手とペアを再結成するほど、強い思いでオリンピックシーズンに挑みます。
パリオリンピックに出場できるのは、各国最大出場枠2組、合計32組です。そして、6月10日時点の世界ランキングが重要になるため、今後各国で行われるプロの大会で、1つでも多く勝ちを重ねることが大事になります。二宮選手は現在日本人で5番目で、これからの1ヶ月が正念場となります。
二宮選手に、前回出場した東京オリンピックがどんな舞台だったのかを聞いてみました。
■二宮真琴選手
「本番になると緊張も ありましたし、相手も強かったんですけど、そこで自分の力を出し切ることができなかったので、それがすごく悔しくて。なのでパリにもう1回出て、そこでいいプレーを、自分のプレーを出したいなと。メダルを取ることを目標に頑張っていきます。」
2大会連続オリンピック出場に向けて奮闘する二宮選手は、2024年でプロ11年目で、ダブルス専門に活動しています。ダブルスの魅力は、展開の速さとパートナーと話し合いながら試合を進められる点で「大好き!」と話していました。
二宮選手の強さの秘密、ここにアーリー!
そんな二宮選手の強さの秘密は2つあります。まずは、1つ目は『シン・エリマコペア』です。先述の通り、2018年の全仏オープンで、日本人ペアとして初の快挙となる準優勝に輝きました。この時にペアを組んでいたのが、穂積絵莉選手です。今回、パリオリンピックに向けて、いいイメージのある穂積選手と強い思いでペアを再結成することになりました。
前回のオリンピックや全仏オープンなどの経験を生かして、今シーズンは『コミュニケーションを取る』ことを心掛けるようにしたそうです。コミュニケーションの重要性を感じた二宮選手は、1学年上の穂積選手に対し、今までは気を使い、なかなか言えないこともあったそうですが、本気でオリンピックでメダルを取るために、気持ちの些細な変化などを穂積選手に伝えることにしました。それにより、穂積選手から「言ってくれてありがとう」と信頼度が着実に強まったということです。
2つ目の強さの秘密は『パワーの源』で、それは「カープ」です。スマートフォンの充電器のアクセサリーやキーケースなど、グッズをたくさん持っているそうです。マツダスタジアムは二宮選手にとってパワースポットで、広島に帰った際は、必ず訪れてエネルギーをもらっていると言います。
10年前に初めて観戦に行ったことがきっかけで好きになり、推しは堂林翔太選手だそうです。「常にフルスイングする姿が大好き」で、「思いっきりのいいところ、積極的なところはアスリートとして見習いたい」と話していました。堂林選手のタオルを常に遠征に持っていき、お守りにしています。
目標は『プロ11年目の今が1番充実。経験を糧にしてオリンピックでメダルを取る!』です。広島で育ち、広島をこよなく愛するテニスプレーヤー、世界の頂点を目指す挑戦に注目です。