ひろしま男子駅伝に出場 青山学院大学4年倉本玄太選手 レースを走り抜く原動力とは!? 強さのヒミツに迫る!【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが気になるテーマを自ら取材してお伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンする有田優理香アナウンサーが、先日の「ひろしま男子駅伝」に出場した、広島県チームのある選手についてプレゼンします。
箱根駅伝も走った、あの選手…!!
「ひろしま男子駅伝」で、地元広島チームのアンカーを務めたのが、三原市出身で青山学院大学4年の倉本玄太選手です。世羅高校時代は3年連続で全国高校駅伝に出場し、2024年の箱根駅伝では9区で区間賞を獲得し、チームの総合優勝に貢献しました。春からは、地元の実業団・中電工で世界を目指して練習を続けます。
■青山学院大学4年 倉本玄太選手
「地元で戻ってきて走れることに、感謝の気持ちでいっぱい。感動や元気を地元に届けられる選手になりたい。広島といえば、倉本と呼ばれる選手を目指して、広島代表となれるようにがんばりたいと思います。」
しかし倉本選手は、青山学院大学での4年間について、「苦しかった。思い描いていたものとはかけ離れていた。」と言います。大学1年生から3年生は、ケガや不調により、大学で三大駅伝と言われる出雲・全日本・箱根の駅伝への出場が1回もありませんでした。
それでも、「負けてたまるか」と大事にしてきた言葉が、倉本選手の座右の名『不撓不屈』です。どんな高い壁でも、乗り越えて頑張っていこうと競技を続けてきました。
倉本選手の強さのヒミツ、ここにアーリー!!
倉本選手が辛い中でも頑張ることができる原動力を2つ見ていきましょう!
まずは、スパイクシューズについてです。箱根駅伝では堂々の区間賞でしたが、その3ヶ月ほど前に大きな試練が訪れます。2023年9月の学生三大駅伝開幕戦の出雲駅伝のメンバー選考のレース会で、レース中にスパイクが破れてしまうアクシデントに見舞われます。しかしこの状態でも、諦めずにレースをやめずに最後まで走り抜きましたが、チームで17番目でした。破れたシューズを持って、原晋監督に事情を説明しましたが、「それも含めてのレースだから」と、素っ気なく言われたそうです。結局、出雲駅伝のメンバーから外れ、第2戦の全日本大学駅伝でもメンバー入りできませんでした。