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今年の平和記念式典にイスラエルを招待してパレスチナを招待しない理由

2024年7月16日 0:00
今年の平和記念式典にイスラエルを招待してパレスチナを招待しない理由

■♪「悲愴」第二楽章
きょう、広島市役所にある慰霊碑の前で、
原爆で亡くなった職員や市議らに被爆ピアノの演奏が捧げられました。
原爆慰霊碑での演奏は
ピアノ調律師の矢川光則さんが来年の被爆80年に向けて
取り組んでいます。

■矢川光則さん
「平和ということを考えてもらうまず一歩きっかけづくりには
 なっています」

□去年の式典
原爆の日が近づくなか平和記念式典のあり方が今、問われています。
市は今年の式典にロシアとベラルーシを招待しない一方、
パレスチナ自治区 ガザ地区への攻撃を続けている
イスラエルを招待しています。

日本に常駐するパレスチナの代表部は
「広島市はイスラエルを平和記念式典に招待することを選択しましたが 
 パレスチナに対してはそうではありません」と
パレスチナを式典に招待しない広島市を批判しています。

広島市は平和記念式典への招待は日本政府が認めている国家のみとし
パレスチナは国として認められていないので
これまでも、招待していないと説明しています。

広島市の松井市長はきょうの会見で・・・

★松井市長
「市のスタンスが伝わるようにしたい。
 あなた方を評価して(式典に)呼んでいる呼んでいないではない。
(広島の)心をわかっていただくために(式典を)開いている。
 式典の理解をしてくださいとしっかり伝えたうえで来ていただきたい」

松井市長は
来年の被爆80年の式典への招待について
「新たな見直しを考える」と明らかにしました。

【2024年 7月16日 放送】