貴重なクワガタを広島県内で発見 「この機会を逃すと二度と見られないかもしれないというくらい珍しい」
広島県内で、非常に珍しいクワガタが発見されました。生きた状態で見つかるのもまれだということです。
■小学生
「見たことないクワガタだなと」
■小学生
「初めて見られたクワガタだから うれしかった」
今月、県内で発見されたミヤマクワガタ。16日から広島市の昆虫館で展示されています。郊外学習で訪れた児童たちも興味津々です。
「右半分が雄の形をしていて、左半分が雌の形をしている」
雄と雌の特徴が入り混じったミヤマクワガタです。よく見ると、口の一部の大あごの長さが違います。実はこの個体、体の右半分が雄、左半分が雌になっています。
このミヤマクワガタは、男性が県内の林で発見。先週13日に昆虫館に提供されました。
■小学生
「初めて今日見たけど、なんでこんなのが生まれたか疑問に思った」
■小学生
「野生で見てみたいとおもった」
■広島市森林公園昆虫館 藤井智展 技師
「この機会を逃すと二度と見られないかもしれないというくらい珍しい。元々雌だったものの遺伝子の変異が起こって雄になってというのが考えられている。あんまり研究報告がない」
ミヤマクワガタの成虫の寿命は長くて3か月ほどで昆虫館は「早めに見に来てほしい」と呼びかけています。
【2024年7月16日 放送】