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愛媛県で土砂崩れ 広島でも過去住宅街で発生 専門家「2~3日は注意」

2024年7月12日 19:05
愛媛県で土砂崩れ 広島でも過去住宅街で発生 専門家「2~3日は注意」

愛媛県・松山市の住宅街で起きた土砂崩れは、広島でも人ごとではありません。3年前には広島市の住宅街でも起きており、専門家は雨がやんだあとも「2、3日は注意が必要」と呼びかけています。

「尾道市瀬戸田町では、道路が長さ20メートルほど高さ5メートルほどに渡り崩落しています。」

12日午前7時半ごろ、尾道市瀬戸田町で、崩落した県道に乗用車が転落。運転していた30代の男性が軽いケガをしました。県は、道路は10日夜からの大雨で崩れた可能性があるとみています。この影響で水道管が破裂し、約700世帯が断水。4か所で給水が行われ、断水は13日早朝には復旧する見込みです。

■住民
「困るのは一番は食事関係。あと風呂。浄化槽なので水が出ないと使えない」

12日未明、愛媛県松山市の住宅街で発生した土砂崩れ。住宅1棟が巻き込まれ、この家の住人3人と連絡が取れていないということです。また、周辺のマンションにも土砂が流れ込みました。
3年前、広島市西区の住宅街でも土砂崩れが発生し、団地を襲いました。土砂に覆われた道路。当時を経験した男性はこう振り返ります。

■住民
「ここは絶対大丈夫だと思った。山の急傾斜地にある団地は怖い。まさかあんなに水が出るとは思わなかった」

専門家は、雨が止んだ後も注意が必要と話します。

■広島工業大学 地球環境学科 田中健路 学科長
「大雨が降り続いたあとでも、2、3日土の中に水がたまっている状況が続いている。少しでも雨が降ると、斜面が崩れやすい」

山の斜面の近くに住む人の注意点は。

■広島工業大学 地球環境学科 田中健路 学科長
「崖や水の流れ(川)から一番遠いところで夜を過ごす対策や、非常用の持ち出し品も すぐにわかる場所に置いておくなどの対策を取っていただければ」

日本気象協会によると広島県内は16日まで、雨が降ったりやんだりの天気が続く見込みで、最新の情報に注意が必要です。
【2024年7月12日 放送】