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変わりゆく広島の街 相生通りをトランジットパークに! 街づくりのプラットフォーム『カミハチキテル』の取り組みをプレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年5月14日 22:30
変わりゆく広島の街 相生通りをトランジットパークに! 街づくりのプラットフォーム『カミハチキテル』の取り組みをプレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。「変わりゆく広島の街」と題して、『カミハチキテル』の取り組みについてプレゼンします。

『カミハチキテル』とは、紙屋町・八丁堀エリアに注目して発達させることを目的とした団体で、民間企業を中心に行政や大学など60団体が参画する街づくりプラットフォームです。「カミハチ」は、広島市中区の紙屋町・八丁堀エリアのことで、「多くの人に訪れてほしい」「注目が集まってほしい」という意味が込められているそうです。

「紙屋町・八丁堀エリアの価値を高めるためにはどうしたらいいのか」という社会実験が行われました。2020年には、相生通りに全長53mのウッドデッキや、コンテナ店舗を設置しました。車道の一部を転用して歩行者のための空間を作りました。

コロナ禍だった2021年には、基町クレドのふれあい広場で、テイクアウトした食事を楽しめるようにと、おしゃれな屋外滞留空間を作り出しました。このような取り組みをしてきた『カミハチキテル』が4月、広島市中区の相生通りを「公園のように整備する計画」を、広島市の松井一実市長に提言しました。

相生通りは、広島市中区の原爆ドーム沿いを流れる本川と、広島駅のすぐそばを流れる京橋川の間にあるエリアのことです。歩行者はもちろん、路面電車やバス、車なども多く通ります。さらに、三越や福屋などの百貨店や、ゲートパークや基町クレドも近くにあります。現在、再開発が進んでいる広島駅と、紙屋町・八丁堀エリアを結ぶメインストリートです。

『カミハチキテル』は、相生通りを車中心ではなく「人のための空間にしたい」との思いから、公園のように整備する「トランジットパーク構想」というのを提言しました。 「トランジットパーク」とは、自家用車の通行を制限して、バスや路面電車、タクシーなど公共交通機関だけが通行できる道路「トランジットモール」に、公園の要素を加えた造語です。歩行者と公共交通機関のみの空間にすることで穏やかな空間が広がり、ベンチなどを設置して公園のようなストリート「トランジットパーク」を目指すことを掲げています。

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