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JR広島駅からマツダスタジアムに向かう道 ペデストリアンデッキがついに全面開通! 変わるカープロードを徹底プレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年4月11日 17:55
JR広島駅からマツダスタジアムに向かう道 ペデストリアンデッキがついに全面開通! 変わるカープロードを徹底プレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。変わるカープロードについてプレゼンします。

カープロードは、広島駅南口から線路沿いにマツダスタジアムに向かって延びる道路の通称です。ホームゲームがある日は、プロ野球ファンやカープファンが行き交います。広島市によると、コロナ禍前の試合がある日は、1万3000人ほどが通行しており、試合前後で大変混雑します。

その混雑を解消するための一助として、全長40mの歩行者専用道路「ペデストリアンデッキ」が、3月30日から通行できるようになりました。エキシティヒロシマの2階から球場方面に向かって、愛宕踏切の先まで続いています。

地元開幕戦の日、カープロードは多くのカープファンで賑わいました。

■ペデストリアンデッキを通行したファンは…
「車道に人が寄っていたりしたから危ないと思っていたが、上の道ができて良かった。」
「スムーズにこられた。」
「下だと、あっち渡ったり、こっち渡ったりしないといけなかったからすっと来られた。帰りも分散するのかと思うと楽かな。」

試合観戦のために、往復で公共交通機関を利用するファンも多く、特に帰宅時の電車や新幹線の時間がどうしても気になるといった声を聞きました。混雑解消で、より安全に、よりスムーズに通行できるようになることが期待されます。

2025年の春に駅ビルが開業すると、ペデストリアンデッキが全て繋がり、地上に降りることなく、駅ビルからそのままカープロードに行くことができます。

まだ一部ですが、カープロードの道幅も広くなります。まず、ペデストリアンデッキをマツダスタジアム側に降りたところは、幅が少し広くなっています。元々3mほどだった線路側の歩道が、5mほど拡げられています。さらに、歩道の整備が線路側と店舗側の両方で行われており、道路全体の幅が、現在の10mから13mになります。店舗側の歩道は、倍以上の3mになることで、混雑の解消を始め、歩行者だけでなく車椅子もより安全に通行できるようになります。整備は、2027年度末に完了する予定です。

さらに、道路上の電柱をなくし、電線を地中に埋める「無電柱化」の工事も進められています。電柱をなくすことで、歩道の幅が広くなり、歩行者やベビーカー、車椅子も通行しやすくなります。そして、災害時の電柱の倒壊や電線の垂れ下がり防止にもなるため、安全面や防災面にも配慮されています。無電柱化は、2029年度末までに完了する予定です。

カープロードに面した線路側にあるフェンスには、カープ選手の看板が掲げられています。マツダスタジアムが開業した2009年から、JRとカープ球団が「ファンの気持ちを盛り上げよう」と、2024年で15年目を迎えました。JR日本コミュニケーションズの担当者は、社内外問わず、広く周りのカープファンから意見を聞いて、毎年どの選手を載せるかを選定しているそうです。今シーズンの初選定は、末包選手、大道投手、矢野選手、田村選手の4選手です。どこに掲載されているのか、実際にカープロードを歩いて探してみてください。

カープロードを歩きながら選手が掲げられているフェンスを見ることで、試合観戦前には気持ちを盛り上げ、観戦後には興奮がしばらく収まらないまま、帰路につくことができます。カープロードは、より安全に、より楽しく通行できるように進化を続けています。

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