持たせて安心…?『子どものスマホ』 犯罪に巻き込まれることも… 親子で決めるルールについて徹底プレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。馬場のぶえアナウンサーのテーマは「子育て」や「福祉」。今回は「子どものスマホ事情」についてプレゼンします。
新年度がスタートし、このタイミングで、子どものスマホデビューを考える親が多いのではないでしょうか?現在、スマホ・キッズケータイの所有率は、小学6年生で6割を超えています。中学生1年生では7割を超え、中学3年生では8割に達しています。
広島の親子に「いつからスマホを持っているのか」を聞きました。
■子どもが小学校6年生の時からスマホを持たせている、高校生の親は…
「みんながスマホとか見てて、自分だけないみたいな状況があったりとか。」
■子どもが高校生になることから持たせることにした親は…
「中学生の時までは持たせなかったんですけど、やはり周りのお友達ととかがみんな持ってて。」
■子どもが小学校6年生の親は…
「3年生ぐらいかな。習い事ですね。夜のお迎えとか行くことがあったから。(SNSは)周りがやり出すと思うんですよね。もうやってる子もたくさんいるから。」
先日、心配なニュースがありました。警視庁によると、2023年の1年間でSNSの利用をきっかけに、犯罪被害にあった18歳未満の子どもが1665人おり、その内小学生が139人で、10年前と比べて5倍近くになっています。被害としては、わいせつな画像を送らされたり、わいせつな行為をされたりといった性被害が多くなっています。また、子どもが犯罪に巻き込まれると思わずに、自ら投稿した趣味や日常生活などに接触されてしまうということが目立っているそうです。
子どもをトラブルから守るために必要なことを、NTTドコモ中国支社の大塚蒼生さんと池田眞琴さんに聞きました。大切なのは「家庭でのルール作り」と「フィルタリングサービス」と言います。このルール作りについて、街で話を聞くと「リビング以外では使わない。ゲームは1時間ぐらい。」「設定で2時間以上は使えないようにしている。夜11時から朝7時までは使えない。」「友達とオンラインゲームばかりして、勉強しないことが多くなると、携帯を没収する。」など、各家庭で色々なルールを設けているようです。