広島地検の男性検事 自殺 「公務災害」に認定
2019年に広島地検の男性検事が自殺した件で、法務省が「公務災害」と認定したことが分かりました。広島地検の男性検事は2019年、自宅で自殺しているのが見つかり、遺族は、長時間勤務や上司からのパワハラがあったなどとして、「公務災害」を申請していました。遺族の代理人弁護士によると、法務省は2023年9月22日付けで「公務災害」に認定したということです。「客観的な業務内容や時間外勤務の状況などを踏まえた」などとする一方、上司の言動に対する評価はなかったということです。遺族は、弁護士を通じ「再発防止策の策定は不可欠」とした上で、「このような対応で、本当に再発防止が期待できるか疑問」とコメントしていて、今後は、国に対し損害賠償を求める方針です。
【2023年12月5日 放送】