×

介護業界の未来は? エクセレントグループ大川文也さんがいきつけの店で本音トーク【徳島】

2024年4月11日 19:00
介護業界の未来は? エクセレントグループ大川文也さんがいきつけの店で本音トーク【徳島】
日替わりメニューでお送りしています「フォーカス・アラカルト」。

木曜日は「いきつけ」です。

わたくし森本が旬の人や各業界の話題の人物に「いきつけ」のお店で話を聞きます。

4月11日は、全国で介護事業を展開するエクセレントグループ大川文也さん、
4月からの介護報酬改定の影響や未来への戦略を聞きました。

森本 真司アナウンサー
「徳島市内にあるエクセレントグループの1つにやってきました。
 きょうはこちらに大川文也さんがいらっしゃるそうです。こちらはどんな施設?」

大川 文也さん
「県内で初めての介護付き有料老人ホームで2005年から運営している。
 全国展開していくモデルケースとなった施設』

「ストラン?豪華ですね」
「施設が出来た当時は、ロココ調の家具で設えた施設なかった」
「毎日使うから、満足度高いほうが良いいですね」
「介護しやすい椅子ではないが、利用者が友人などを招いた際に
 誇りを感じてもらえるような空間の演出づくりをしている」

徳島で創業したエクセレントグループ。

創立20周年を迎えた現在は、介護を中心に全国9つの都府県で100以上の事業を展開しています。

介護ICT機器の販売や保育事業など、介護に関連する実に幅広い分野へ事業を拡大しています。

グループの中核企業・エクセレントケアシステムで常務を務める大川文也さん。

徳島大学で学んだプログラミングの知識をいかし、データに基づく経営システムを構築してきました。

大川文也さん
「以前なら介護の需要が凄く伸びていたので、それほどデータ分析をして経営に
 いかさなくても経営ができていた面があるが、これからますます介護業界も
 他の業界と同じように経営が難しくなってくるので、そのために事前にどんどん
 準備していっている」

徳島市かちどき橋にある本社に訪ねたのは…。

グループの創業者・大川一則社長です。

コロナ禍や物価高騰で全国的に赤字となる事業者が増える中、成長を続けてきました。

大川 一則CEO
「息子が3人いて、それぞれ別の業界で頑張ってきたが、当社が全国展開するにあたって
 四国も関西も東海も関東も中国地方も、まとめないといけないと」

「呼び戻した?」
「そうです」

「文也さんが担当しているシステム整備は重要?」
「企業には大変必要。SNSはじめアプリの開発企業のシステム開発が大切」

「息子3本の矢の成長は十分?」
「いやいやまだまだ、社会的な知識 専門知識営業能力
 いろいろ培っていかないといけない」

「社長、厳しいですね」

 大川文也さん
「創業者ですから甘んじて受け入れています」
「じゃ いきつけ行行きましょうか。どちらになります?」
「もうすぐ近く 歩いてすぐ3分くらい」

本社から歩いて3分、こちらが大川さんのいきつけ「四季の味 祥庵」。

大川さん&森本
『どれも美味しいと思うんですけど「はもの天ぷら」で鱧の天ぷら2つで」
「そうするんだ」

目移りしてしまう日替わりの中から…。

大将の天川 紀夫さんの熟練の技が光る「はも天ぷら」をチョイス。

大川さん&森本
「きました~きれいすごい豪華!!』

天川 早苗さん
「豪華です」
「徳島のハモとお刺身、炊き合わせは大将手作りゆずみそも手作りして出している」

大川さん&森本
「いただきます、おいしいですね、安定の美味しさ?」
「そうですね』

「4月からの介護報酬改定の影響は?」
「すごくある」
「どういうところで?」
「訪問介護は求人倍率が15倍などとなっていて、人を獲得するにもお金がかかる。
 そんな中、報酬を下げられた。かなり厳しくなってくる事業者もいるだろう。
 今回は実質かなり厳しい改定』

「そんな中どうする?攻めに入る?守りに入る?」
「2030年に団塊世代が80歳に入っていく。80歳は高齢者の要介護認定率がぐんとあがる。
 そこをキーポイントととらえて、会社のビジョンを掲げ事業を行っている」
「団塊世代は戦前生まれの方に比べて多様な価値観を持ち、激動の時代を生きてきて
 いろんなニーズがある。そのニーズにしっかり応えていけるような体制を作っていく」

「ものすごく細かいオーダーが出てくるのでは?」
「利用者で絵画をしていた方が、大塚国際美術館に行きたいと言った。
 通常、介護事業者は集団で旅行に行ったりするが、1人の利用者の要望にしっかり
 応えるからこそ感動が生まれる。
 競争が激しくなった業界は、同じようなサービスが生まれてくる。
 『コモディティ化』という現象が起こるが、そうではなく、
 オンリーワン=独自のサービスで、オンリーユー=あなただけのためのサービスに
 特化していきたい」
「つまり感動を創造するサービスに、2030年までにしっかりチャレンジしていきたい』

「感動を創造エクセレントG大川文也さん いきつけ 祥庵」

ニュース

ニュース

  • JRT NEWS NNN
  • 介護業界の未来は? エクセレントグループ大川文也さんがいきつけの店で本音トーク【徳島】