誤った工事金額の最低制限価格を設定　牟岐町のプール改修工事で再入札【徳島】

徳島県の牟岐町のプールの改修工事の入札手続きで、誤った工事金額の最低制限価格に設定したことが判明し、再度入札を行うことが分かりました。

「ご迷惑をおかけした事業者の皆様、町民の皆様に対して心からお詫び申し上げます」

再入札の手続きを行うのは、牟岐町のB＆G海洋センタープールの改修工事です。

牟岐町によりますと、9月5日の入札の際に、本来算出すべき最低制限価格が9466万3千円のところを、誤って674万円少ない8792万3千円に設定し、入札を執行しました。

これにより、誤った価格設定で、本来は落札できない入札者を落札者として決定したということです。

10月1日に行われた記者会見で、牟岐町は最低制限価格を算出する際に入札に携わった経験がない職員が作業を行い、副町長に金額を報告したところ「この価格は合っているのか?」と言われたことから、価格が高すぎると思い込み、違う計算式で計算して誤った最低制限価格となったと説明しました。

落札決定後、参加した入札者から最低制限価格についての問い合わせがあり、再計算した結果に誤りが判明したとしています。

町は再発防止策として、今後は算出を複数人で行うなどチェック体制を強化するとしています。

工事の再入札の日程については、まだ決まっていません。