9月5日、徳島県牟岐町の国道で車2台が正面衝突し、1人が死亡、2人が大けがをした事故で、警察は10月2日、軽乗用車を運転していた美波町奥河内の介護支援専門員の59歳の男が酒を飲んでいた疑いがあるとして、危険運転致死傷の疑いで逮捕しました。

警察の調べによりますと、男は9月5日に牟岐町辺川の国道で、酒を飲んで正常な運転が困難な状態で軽乗用車を運転し、センターラインを越えて、対向車線を走ってきた普通乗用車に正面衝突した、危険運転致死傷の疑いが持たれています。

この事故で、普通乗用車を運転していた牟岐町の86歳の男性と80歳の妻が大けがをして、病院で手当てを受けていましたが、男性は9月25日に死亡が確認されました。

男も大けがをしましたが、警察のその後の調べで、運転前に酒を飲んでいた疑いが強まったとして、2日の朝に逮捕されました。

警察の調べに対し男は、「酒を飲んで運転したことは記憶にない」と、話しているということです。