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4年ぶりに赤字 県は3つの県立病院と県病院局を合わせた2023年度の病院事業会計決算を発表【徳島】

2024年6月26日 19:56
4年ぶりに赤字 県は3つの県立病院と県病院局を合わせた2023年度の病院事業会計決算を発表【徳島】
6月26日、徳島県は3つの県立病院の2023年度の病院事業会計決算を発表しました。

徳島県によりますと「県立中央」「三好」「海部」の3病院と、徳島県病院局を合わせた2023年度の病院事業会計決算は、前の年度に比べ収入が約21億7400万円少ない264億6300万円あまりとなり、4年ぶりに約25億円の赤字となりました。

2023年5月に新型コロナウイルスが2類から5類に移行したことを受け、国から補助されていたコロナ患者の病床確保料が大幅に減少したことが、赤字の主な要因だということです。

この日に開かれた徳島県議会文教厚生委員会で、3つの県立病院の決算が赤字であったことについて県の担当者は、「地域医療と連携し、患者の受け入れ数の増加を目指して経営改革を進めながら、質の高い医療を維持したい」と、述べました。

これに対し議員からは、「収支だけを求めるのではなく、県立病院として良質の医療を維持することが大事だ」といった意見が出ました。

(県議会自民党 木下賢功議員)
「県立病院は、日の当たりにくい分野における医療を支えることが重要だ。今回の赤字を奇貨として、大胆な取り組みを打ち出してほしい」

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