大阪・関西万博へ向けて 「徳島県ブース」で来場者を案内するアテンダントの研修始まる【徳島】
4月に開幕する大阪・関西万博の「徳島県ブース」で来場者を案内するアテンダント。
そのアテンダントが徳島の文化や歴史を学ぶ徳島県内での研修が、3月17日から始まりました。
この研修は、徳島の文化や歴史をアテンダントに体験してもらい、大阪・関西万博の来場者に心を込めて伝えるための知識やチームワークを養ってもらおうと、県が行いました。
初日は、藍住町の藍染め体験施設をアテンダント22人が訪れ、館内を見学したりハンカチの藍染めを行いました。
参加者は7~8人のグループに分かれ、インストラクターから伝統的な染め方を学びました。
「何で、こんなに温かいんですか?」
「この中に微生物がいてる。その微生物が活発に動ける温度が26℃~28℃。温度管理。少しだけほぐしてほぐして、空気にふれさせて酸化させることで色がついていきます」
参加者の中には初めて体験する県外の人もいて、藍色に染まったハンカチを見て感動していました。
(参加者)
「かわいい、いい感じです幼稚園の時にしたことあるけど、久しぶりにしました」
(大阪在住の参加者)
「偶然でこんなにきれいに染まるのはビックリおそらく万博でも偶然のいろんな出会いがいろんな模様を作っていくんだろうなと是非これは、会場で常に持ち歩いてお客様にもお見せしたいと思う」
この後、一行は県庁で後藤田正純徳島県知事と面会し、一人ずつ、万博での意気込みを語りました。
徳島県ブースでは伝統工芸の展示のほか、渦潮や祖谷のかずら橋などを仮想体験できるエリアなどが設けられます。
(徳島県ブースアテンダント 吉積柚歩さん)
「1000年以上前からお遍路の地として旅人を迎え入れてきたお接待の心をこめて、おもてなしをしてまいります」
(後藤田正純徳島県知事)
「みなさん、徳島に対する愛を確認できたので、その愛をインクレッシブに海外に伝えていただきたい」
研修は、3月18日も行われ、祖谷のかずら橋や徳島市の阿波十郎兵衛屋敷を訪れる予定です。
3月末には、万博会場で本番を想定した研修が始まり、4月13日の開幕に備えます。