×

県内でもインフルエンザ感染拡大 県は県民に感染対策徹底を呼びかける 治療薬の状況は【徳島】

2025年1月10日 18:49
県内でもインフルエンザ感染拡大 県は県民に感染対策徹底を呼びかける 治療薬の状況は【徳島】
徳島県によりますと、2024年12月30日から2025年1月5日までの一週間に、徳島県指定37の医療機関では、あわせて1566人のインフルエンザへの感染が確認されました。

1医療機関当たりの平均は42.32人で、年末年始休暇の影響を受けた可能性があるため前の週より減ったものの、依然として高い水準で推移しています。

このため徳島県は、県内全域に発令中のインフルエンザ警報を継続するとともに、1月10日に徳島県医師会と連名で「徳島県・感染症拡大危機事態宣言」を発出し、県民に対し改めて感染対策の徹底を呼び掛けました。

一方で、新型コロナウイルスの感染者数は1医療機関当たり6.54人で、こちらも前の週より減りました。

徳島県による注意喚起メッセージは変わらず、「注意」のままです。


インフルエンザの流行が全国で急激に拡大したことにより、一部の製薬会社が治療薬の供給を一時停止するなどしていますが、徳島県内での現状はどうなっているのでしょうか。

感染拡大が続く中、例年以上に必要とされるインフルエンザ治療薬などの現状について、徳島県内の卸売り企業は。

(よんやく徳島営業部 山口浩司部長)
「いま、インフルエンザ治療薬何種類かあって、ものによっては潤沢にある商品もあるので、インフルエンザ治療薬自体が全くないという状況ではない。言われただけ持っていけるという状況ではないが、ゼロになるということは無いとは思います」

また、一部の製薬会社が治療薬の供給を停止にしたことについて、こちらの企業では、「多少影響はあるが、ほかの会社からの供給もあり、大きな問題はない」としています。

一方、徳島市のドラッグストアでは、インフルエンザなどの検査キットが売り切れています。

30個ほどあったものが、年末年始ですべて売り切れ、今後も入荷の見通しは立っていないということです。

また、風邪薬などについてですが、こちらも年末年始に多く売れたそうですが、今週から病院も再開されたため、現在は落ち着いているということです。
最終更新日:2025年1月10日 23:44

ニュース

ニュース