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「全員が笑顔で終われるように」 10連覇を目指す富岡東高校女子剣道部【徳島】

2024年5月31日 19:47
「全員が笑顔で終われるように」 10連覇を目指す富岡東高校女子剣道部【徳島】
フォーカス徳島では、5月29日から3回に分けて、徳島県高校総体の注目チームや選手をシリーズで紹介してきました。

5月31日は、団体戦で節目の10連覇を目指す富岡東高校女子剣道部です。

「面」

富岡東高校女子剣道部。

現在17人の部員が所属しています。

2023年の県総体では、9年連続となる団体戦優勝を果たし、2024年は10連覇を目指します。

個人戦でも2023年の総体でベスト8以上に7人が入賞するなど、県内随一の実力を誇っています。

チームを率いるのは白木恒二郎監督

2024年4月に赴任してきたばかりです。

新体制となり、連日、気迫のこもった稽古に励む彼女たち。

本番に向けて特に監督が指導してきたのが・・・

(白木 恒二郎監督)
「足止めて受けるんか。試合の場面で相手が来るところは、足を止めているところ。前へ出るやん相手が前に来るのを止めとって(打つ)」

(白木 恒二郎監督)
「足をまず止めないということを第一に練習をしています。動きの中で相手を捉える」

常に足を動かしながら相手を見る。

彼女たちの強さにさらに磨きがかかってきました。

県総体で、これまで37回の団体戦優勝を誇る名門校のキャプテンを任されたのは、中村莉音選手です。

2023年の県総体、四国総体ともに2年生ながら団体戦の大将を務め、個人戦でも優勝しています。

得意技はかつぎ引き面。

1度竹刀をかつぐことによって、相手が防御するタイミングをずらす技です。

こちらの横山舞選手は、2023年の県総体個人戦で準優勝の実力者。

得意技は出ばな面。

相手の動き出しを一瞬たりとも逃さない洗練された技です。

個人戦でも優勝を狙う福岡詩選手は、2023年11月の県選手権大会で準優勝を収めるなど力をつけてきました。

得意技は突き。

しっかりと中心を取ってから飛んでくる正確な打突が持ち味です。

他にも鋭い面を得意とする河部選手や、163センチの上段から技を繰り出す森長選手、面に対しての応じ技を得意とする山﨑選手など、3年生を中心に総体にむけてチームが仕上がってきました。

練習中は真剣な彼女たちですが、面を外すとやっぱり女子高生。

Q.このチームのムードメーカー はズバリ誰ですか?
「せーの!」

仲良さげな様子

Q.最近のマイブームは?
「変顔、一発芸、縄跳び」
「もっと考えて!」
「k-popとかアイドルが好きです」
「なんで声ちっちゃいん」
「早く寝ることです」

Q.何時くらい?
「目標は10時なんですけど、10時半とかです」

練習中は見ることのできなかった、彼女たちの素顔を見ることができました

新しい指導者の元、力をつけてきた剣道ガールたち、団体戦10連覇はもちろん、
さらにその先も見据えています。

(中村 莉音主将)
「今までチームで築いてきた絆を大切にし、最後は全員で笑顔で終われるように、優勝を目指して頑張ります」

富岡東高校女子剣道部
「絶対勝つぞ!オー!」

富岡東女子剣道部が出場する剣道競技は、6月1日から2日にかけて那賀町のとくぎんトモニアリーナ那賀で行われます。

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