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優勝そして自己記録の更新やインターハイで全国の頂点へ 鳴門渦潮高校ウエイトリフティング部の双子の兄弟 5月31日から県高校総体【徳島】

2024年5月30日 20:00
優勝そして自己記録の更新やインターハイで全国の頂点へ 鳴門渦潮高校ウエイトリフティング部の双子の兄弟 5月31日から県高校総体【徳島】
5月31日から徳島県内各地で高校生たちの熱い戦い、徳島県高校総体が始まります。

「フォーカス徳島」では29日から3回に分けて、高校総体の注目選手やチームを紹介しています。

2回目は、鳴門渦潮高校ウエイトリフティング部の兄弟を紹介します。



鳴門渦潮高校3年生の月岡志道選手月岡志龍選手、2人は双子の兄弟です。

兄の志道選手は、2024年の3月に行われた全国高校選抜大会で81㎏級に出場し、見事優勝。

弟の志龍選手は73㎏級に出場、階級を上げたこともあり、残念ながら9位でした。

2人は学校のウエイトリフティング部で練習したあと、父・佑次郎さんの車で帰宅します。

本格的なトレーニングは、上板町の自宅にある倉庫を改造した練習場で始まります。

2人が本格的に競技を始めたのは中学1年の時、3年生の時には当時の同世代の日本記録を更新するなど頭角を現しました。

(兄・月岡志道選手(17))
「今日はスナッチのほうを軽かったらあげてみようかな」

(弟・月岡志龍選手(17))
「ジャークのほうをあげて行く感じ」

練習は毎日3時間以上行われ、2人は交代で準備運動から進めていきます。

2人を指導するのは、現役時代にインターハイ出場経験がある父の佑次郎さんです。

練習が進むと、指導の声にも熱がこもってきます。

(弟・月岡志龍選手(17))
「(Q.父の指導は?)たまに優しく、ほとんど厳しくです」

この日のトレーニングでは、兄の志道選手がバーベルを一気に頭の上まで持ち上げて静止する「スナッチ」を。

弟の志龍選手が、一旦、鎖骨の位置でバーベルを止め、次の動作で頭の上に持ち上げる「クリーン&ジャーク」に汗を流しました。

大会ではこの2種目を3回ずつ行い、成功した重量のトータルで順位を競います。

そんな二人の強さを支えているのは日々の食事、大会前は肉が中心です。

そして妹の沙羅ちゃんや、弟の志庵ちゃんと遊ぶ時間が、二人のリラックスタイムとなります。

志庵ちゃんの顔に乗っているのは...。

(弟・月岡志龍選手(17))
「僕のペットです、癒されます」

一方、兄の志道選手の癒しは...。

(兄・月岡志道選手(17))
「スニーカーが好きっすね。これは『スラムダンク』の桜木花道が履いとった『エアジョーダン1 ブレッド』」

この日の練習で、兄の志道選手はスナッチの自己ベストとなる125㎏にセットしました。

また弟の志龍選手は、クリーン&ジャークの自己ベスト135㎏です。

この日の練習では、自己ベストの更新はならなかったものの、これまで上げたことのある重量はクリアし、2人は手ごたえを感じていました。

(弟・月岡志龍選手(17))
「(スナッチ)新記録の110kgとクリーン&ジャークを135kg、メダルを取ることを目標にしています」

(兄・月岡志道選手(17))
「県総体の目標は今日とれなかった(スナッチ)125kgと、クリーン&ジャーク150kgをとることですかね」

県高校総体の優勝はもちろん、自己記録の更新やインターハイで全国の頂点を目指す2人の戦いが始まります。

二人が出場するウエイトリフティングは、6月1日に徳島科学技術高校のウエイトリフティング練習場で行われます。

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