「幻のイケメン歌手」橫田良一とは?戦前戦中のヒット曲満載の音楽劇 熊本市で公演へ
熊本市出身のオペラ歌手・赤池優さんにスタジオに来ていただきました。
そして平野有益さん。平野さんは元熊本日日新聞編集局長で現在は熊本県立大学客員教授を務めています。
今回は脚本家としてスタジオにいらっしゃいました。。
音楽劇「天草小唄ものがたり幻の歌手・横田良一」のシナリオを担当。この音楽劇は横田良一という天草出身の歌手の生涯を描いたものです。
■東島大デスク
「橫田良一さんを初めて知ったんですがどんな方ですか?」
■平野有益さん
「現在の天草市出身。戦前の昭和7~9年にかけ、3年あまりレコード歌手として活躍した。その間に100曲以上レコーディングして映画主題歌を10曲歌っています。レコード歌手の中でも1~2を争うくらいイケメンだと思います。古賀政男作曲の映画主題歌も歌っています」
東京で音楽学び鎮西中で音楽教師をしながら歌手デビュー。淡谷のり子や東海林太郎らとも親交があった。さあこれからという24歳で病で夭折。波瀾万丈の人生を当時の流行歌を交えて描く音楽劇。去年地元の天草市で上演された。
熊本市出身の俳優・浜畑賢吉さんが橫田良一の叔父を演じる。
■畑中香保里キャスター
「劇中ではどんな歌が歌われるんですか?」
■平野有益さん
「『天草小唄』以外の横田の歌。それから昭和歌謡ですね。藤山一郎とか淡谷のり子の歌などが歌われます」
赤池優さんは横田良一の妻役で出演。
■赤池優さん
「妻のトミコ役を演じます。あまり資料がないので昭和初期の女性像をイメージしながら役作りをしました」
■東島大デスク
「昭和初期の歌謡は朝ドラでも人気ですよね」
■赤池優さん
「ちょっと3歩下がって、でも芯は強いみたいなイメージがあるんですけど。みんながみんなじゃないでしょうけどね。出演者もみんな熊本出身です」
■畑中香保里キャスター
「地元のみなさんで作り上げる舞台なんですね」
■東島大デスク
「タイトルにもなっている『天草小唄』とは?」
■平野有益さん
「昭和8年に横田がふるさとに帰って天草の歌を歌いたいということで募集し、私の父が市役所職員だったんですけど応募してレコードになったということです」
■東島大デスク
「平野さんのお父さんが作詞されたんですね。これも何かの縁ですね。とても楽しそうです」
■畑中香保里キャスター
「横田さんは24歳で喉の病気で亡くなったということで、一瞬の輝き。幻の歌手ということなんですが」
■平野有益さん
「一時は藤山一郎たちと一緒に紹介されていましたからね」
音楽劇「天草小唄ものがたり幻の歌手 橫田良一」
熊本市の公演は、市民会館シアーズホーム夢ホールで1月20日(土)午後1時半開演です。
■当日券4000円、前売り券3500円
■問い合わせ 096-361-3366