親の就労状況に関わらず保育所に 「誰でも通園制度」熊本市が秋から試行実施
この秋から熊本市で、「こども誰でも通園制度」が試行的に実施されます。
「こども誰でも通園制度」は、親の就労状況に関わらず生後6か月から2歳の未就園児を保育所に預けられる制度です。国は2026年度から本格実施しますが、熊本市は5日の市議会で、今年9月から8つの保育所などで試行的に実施する方針を明らかにしました。
力を入れる子育て政策の一環として、保育の受け皿が少ない未就園児を育てる保護者の育児疲れを軽減し、孤立を防ごうと、新年度予算案2060万円を提出しています。
熊本市は実施する施設を6月に決定し、7月から利用者の募集、登録を始める予定です。利用者の負担額について、国は1時間300円、利用時間は、1か月10時間を上限とする方針です。また全国では昨年度31の自治体でモデル事業が行われていて、今年度も108の自治体で試行的事業が行われています。