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「枯れるまで育てる」当選後にもらい医療機関などに『公選法違反指摘も』コチョウランすべて回収

2024年6月10日 16:30
「枯れるまで育てる」当選後にもらい医療機関などに『公選法違反指摘も』コチョウランすべて回収

熊本県の木村敬知事が3月の県知事選の後に届いた鉢植えのコチョウランを医療機関などに渡していた問題で、木村知事は10日、すべての鉢を回収したと報道陣に説明しました。

この問題は、木村知事が、3月の県知事選当選後にもらった17鉢のコチョウランのうち11鉢を、熊本市内の医療機関など7か所に持参していたもので、政治家や候補者の選挙区内での寄付行為を禁止する公職選挙法違反に当たるのではないかと指摘されていました。

熊本市の医療機関で飾られていたコチョウランには「木村知事から贈られた」という趣旨のメモもありましたが、木村知事は「コチョウランはすべて一時的に預かってもらっていた」としていました。そして10日、報道陣にコチョウラン11鉢を8日までにすべて回収したと説明しました。

医療機関で「贈られたもの」と表記されたことについては、職員間での認識の行き違いだとして改めて違法性を否定しました。
■木村敬知事
「コチョウランを預けた行為は全く違法だと思っていません。預かって下さいと明示してお渡ししているものですので。公邸が空きましたし、政務の秘書がいませんので、妻が週末などに回収して全部揃ったというところでほっとしています」

木村知事は、コチョウランは知事公邸や私邸で枯れるまで育てていくと話しています。