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【熊本県知事選】立候補表明している4人の顔ぶれ “先輩知事”の動きは

2024年3月4日 18:28
【熊本県知事選】立候補表明している4人の顔ぶれ “先輩知事”の動きは
3月7日に告示される熊本県知事選。16年ぶりに県の新しいリーダーを決める知事選に立候補を表明している4人の顔ぶれを紹介します。

県知事選挙にいずれも無所属で立候補を表明しているのは、こちらの4人です。

元熊本市長の幸山政史氏。熊本市出身の58歳です。熊本県議会議員を2期務めた後、2002年から熊本市長を3期12年務めました。「オール県民党」を掲げ、無党派層を含めて幅広く支援を訴えています。
■元熊本市長 幸山政史氏
「今回のスローガン、私たちのための開かれた県政を掲げております。政治って、やっぱり身近なものだ、私たちの手に届く所にあるということを実感していただけるそんな県政を築いていきたい」

元副知事の木村敬氏。東京都出身の49歳です。今の総務省に入省後、鳥取県や熊本県で地方創生に取り組み、今年1月まで3年あまり熊本県の副知事を務めました。
自民党と公明党から推薦を受けます。
■元副知事 木村敬氏
「蒲島県政4期16年の良き流れはしっかり引き継ぐ。蒲島県政時代に足りなかったこと、十分でなかったことは私がしっかり未来に向けて責任をもってやっていきたい。これから先もっともっとこの県は良くなります。そうしたお手伝いをさせていただきたい」

建設会社社長の毛利秀徳氏。熊本市出身の46歳です。新型コロナワクチンの健康被害などを訴える政治団体の代表を務め、全国各地で街頭活動などを行っています。
■建設会社社長 毛利秀徳氏
「ワクチン問題に対して、これだけたくさんの方が亡くなっているのに、国はまだ推奨しています。真実を伝えて、皆さんの命をつなぐために、今までの誤った政治をただすため出馬を表明した」

高校教員の宮川一彦氏。神奈川県出身の58歳です。去年4月から荒尾市に移り住んでいます。神奈川県内の市長選や市議選など、これまでに9回立候補。今回、10回目の選挙に臨みます。
■高校教員 宮川一彦氏
「何年何十年たっても人口の減少は変わらない。ましては流出も止まらない。東京一極集中は変わらない。それを変えていかなければならない。責任をもって熊本の創生、ないしは人口流出を防ぐことに頑張って努めていきたい」

【スタジオ】
(畑中香保里キャスター)
立候補を表明している4人の方をご紹介しました。
過去5回の県知事選をみますと、前回が2人、前々回が3人、その前が2人、蒲島知事が初当選を果たした2008年が5人と、直近の5回では、2番目に候補者が多い選挙戦となります。
そして、こちらの“先輩知事”たちも立候補予定者の会合に姿を見せ、“意中の人”をうかがわせる一幕がありました。

【VTR】
現職の蒲島知事。東京大学教授時代の教え子、木村氏が出席する集会で、取り出したのは「バトン」。壇上で、そのバトンを贈るパフォーマンスを見せました。

さらに別の集会では。
■蒲島知事
「後継者指名はしないが、私の夢を最も理解してくれる木村くんを県民の皆様に強く推薦したいと思います」

“後継指名”ではないと否定しながらも、木村氏に県政を託したいという思いを示しました。

一方、潮谷義子元知事は、シンポジウムで幸山氏と同席。任期中、知事と熊本市長として関わった幸山氏に政治家としての太鼓判を押し、エールを贈りました。
■潮谷義子元知事
「私も幸山さんも、一つのことに対してこれは絶対にやらないといけないという頑固さ、これは共通している。パッションを一つの課題に対して出す人だなとそういう人間像を感じています」

新たなリーダーを選ぶ熊本県知事選は、3月7日告示、24日投開票です。