【衆院選】熊本3区で当選 坂本哲志氏(自民・前)インタビュー
衆院選熊本3区で当選した自民党・前職の坂本哲志氏にインタビューしました。
Q政治とカネの問題の影響は?
■坂本哲志氏
「少なからず影響したと思う。それまでもずっと政治とカネの問題を言われていて、最後2,000万円問題というのは非常に痛かったと思う」
Q今回自民も現状議席を減らし、立憲が伸ばしている情勢
■坂本哲志氏
「非常に厳しい結果になるのではと思っているが、謙虚に受け止めてこれから緊張感を持って当たっていかなければいけないと思っている」
Q自身の選挙の振り返りは?
■坂本哲志氏
「中山間地には中山間地の問題が、市町村の商店街には商店街の問題が、TSMCやその周辺にはそれぞれの課題があったた。それぞれの深刻な課題がある中で、どうやってそれを政策的に解決していくのか、このことが一番大事だということで、政治とカネの問題の前にこれからの政策のことを訴えた」
Q対抗馬の候補は、TSMCの問題で地下水への不安を訴え支援を獲得していた。
■坂本哲志氏
「TSMCは、やはり経済成長、あるいは雇用の拡大ということで熊本にとっても日本にとっても大事な問題なので、しっかり前に進めていかなければいけないと思う。当然、水の問題もあるので、淡水あるいは水の再利用率の向上、そして工業用水の活用といったあらゆる手段を通して日本一の地下水を守る、熊本の地下水を守るという方向ではしっかりと政策を進めていかなければいけないと思っている」
Q現在73歳。今後年齢についてはどう考えている?
■坂本哲志氏
「今のところ考えていない。やるべきことがいっぱいあるし、やるべきことも増えている。私の体も選挙戦中、すべて選挙カーから降りて走っていたし、何らその辺の不安は感じていない。できる限りのことをこれから精力的にやっていきたい」
Q政治家の定年制についてはどう考えている?
■坂本哲志氏
「有権者の皆さんたちが決めることであって、私自身としては一定の年齢で区切ってしまうというようなことについてはどうなのかなと思っている。ただ自分では、きちんとやはりどこでどういうふうなことで政治活動をしっかりと終えるかとか、あとに引き継ぐかとかいうことは責任の問題として考えていかなければいけないと思っている」
Q今回の選挙戦では「発言力」という言葉をよく耳にした印象。次の任期にどういかしたい?
■坂本哲志氏
「自らの発言というのが、あの政策あるいは財源、予算、こういったものになってはね返ってくる。こういうことをしっかりと訴えていかなければいけないと思う。TSMCの問題にしても、中山間地の農業にしても、商店街の問題にしても、自分が体験して、自分が考えて、こうあるべきだということについてはしっかりと発言をする。そして、それがなぜかという説明責任も果たしていく。そういうことをやって、さらにそれに自らのポストというものがかかわってくるならば、発言力は大きくなり、そして実現していく確率が高くなると思っている」
Q国会対策委員長というポストになって、さらに発言力が高まってくるんのではないかと自身で評価している?
■坂本哲志氏
「国会対策委員長というのは、国会の審議、それから法案、予算全てを調整する役割なので、そういう面では発言力は高まるだろうと思っている」