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「園児"平手打ち"」無罪主張の幼稚園元教頭が控訴 熊本地裁が罰金20万円の有罪判決

2024年2月9日 19:19
「園児"平手打ち"」無罪主張の幼稚園元教頭が控訴 熊本地裁が罰金20万円の有罪判決

園児に平手打ちをした暴行の罪で罰金20万円の有罪判決を受けた幼稚園の元教頭が9日、判決を不服として控訴しました。

この裁判は、2022年3月熊本市東区にある幼稚園で、当時5歳の園児の左頬を手で2回叩いたとして、元教頭の臼杵洋子被告(66)が暴行の罪に問われているものです。裁判で臼杵被告は、「園児が唾を吐こうとしたので、止めるために頬を挟んだだけ」と一貫して無罪を主張しました。

しかし熊本地裁は2月2日、犯行を目撃したとされる「教諭3人の証言は十分信用できる」として、臼杵被告に罰金20万円の有罪判決を言い渡しました。

これに対し弁護団は、「目撃証言の信用性を認める合理的な根拠はない」と述べ、判決を不服として9日、福岡高裁に控訴しました。臼杵被告は、「これからも無罪を主張し続けていきます」とコメントしています。