新しい熊本県教育振興基本計画の策定に向けて子供からも意見を聞くアンケート実施
熊本県は、新しい教育振興基本計画の策定に向けて、今回初めて子供から意見を聞き取るアンケートを実施します。
新しい県教育振興基本計画は、少子化や人口減少、県立高校の定員割れ、教員の不足などの課題を解決し、教育への新たな要請に対応するため、この4年間の方針を定めるものです。
≪新しい計画案の基本理念≫
「自らの可能性を広げ、未来を切り拓く、熊本の人づくり」。
≪5つの基本目標≫
■変化の激しい時代に対応した質の高い教育
■共生社会の実現に向けた教育の充実
■世界に羽ばたく志ある人材を育てる魅力的な学校づくり
■活力あふれる熊本の実現に向けた文化・スポーツの振興
■災害からの復旧・復興及び記憶の伝承、『こどもまんなか』視点での教育施策の推進
主な取り組み(34項目から抜粋)
■家庭教育支援員の配置促進
■「放課後子供教室」の設置促進
■フリースクール等との連携
■電子図書館の利用促進
■「水俣に学ぶ肥後っ子教室」
■特別支援教育支援員等の充実
■特別支援学校6校の立地上の課題解決の検討
■地域産業全体を支える人材の育成
■外国語スピーキング力を高める取り組み
■国際バカロレア教育プログラムの導入の準備
■大学・民間企業等との連携した教職志望者の発掘
■次世代型校務支援システムの導入
■学習用コンピュータなどの有効活用
県では、新しい計画案をホームページなどで公表し、10月4日から11月2日まで県民から意見を聞くパブリックコメントを実施します。
意見は電子メール、ファックス、郵送で受け付けられます。
また今回初めて、県内の小学5・6年生、中学生、高校生、特別支援学校生から任意で意見を聞き取ります。(熊本市立の学校と国立学校を除く)
アンケートの募集は、10月9日から29日までで、子どもは学校を通じて配布されるURLやQRコードから回答します。
そして12月の県議会を経て、新しい県教育振興基本計画が策定される予定です。