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井芹川などから有機フッ素化合物 原因究明のため熊本市が設置した専門家会議が初会合

2025年2月13日 18:55
井芹川などから有機フッ素化合物 原因究明のため熊本市が設置した専門家会議が初会合
熊本市の井芹川や産業廃棄物処分場の井戸などから国の目標値を超える有機フッ素化合物が検出された問題で、熊本市が原因究明のため設置した専門家会議の1回目の会議が13日、開かれました。

人体に有害とされる有機フッ素化合物をめぐっては、2023年、井芹川の上流から中流にかけての広い範囲に加え、植木町の中心部でも川の水や地下水から国の目標値を超える濃度が検出されました。さらに去年12月、熊本市は複数の産業廃棄物処分場の排水でも目標値を超えていたと発表しました。

こうした事態を受けて、熊本市は原因究明のための専門家会議を設置し、13日に1回目の会合が開かれました。専門家会議は大学の研究者など5人で構成され、植木町については、これまでの町の南西側から北東側へ範囲を広げて井戸水などを調査することになりました。

また産業廃棄物処分場については、濃度の高い処分場ではビニールシートなどをかぶせて周囲の地下水や河川への流れ込みを少なくすることなどの意見が出されたということです。

熊本市では、今年の夏をめどに原因究明への道筋をつけたいとしています。

最終更新日:2025年2月13日 18:55