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【気象予報士解説】台風10号注意点 熊本県北部では30日午前まで暴風域に入った状態

2024年8月29日 11:48
【気象予報士解説】台風10号注意点 熊本県北部では30日午前まで暴風域に入った状態
(北島茂気象予報士)午前11時15分
台風の中心を取り囲む活発な雨雲が熊本県内に流れ込むため、29日は雨が強弱を繰り返しながら振り続きそうです。このため、湯前町では400ミリを超えるなど球磨地方が中心だった大雨が、今後は県内全域に広がるおそれがあります。

30日午前にかけては線状降水帯が発生するおそれもあります。雨による災害には厳重に警戒してください。

暴風にも厳重な警戒が必要です。県の北部では、30日午前までは何かにつかまっていないと立っていられない風速25メートル以上の暴風域に入った状態が続きます。

また、天草・芦北地方、球磨地方は、今が最も接近している時間帯ですが、台風が離れていっても半日ぐらいは暴風域の中ですので、畑や田んぼが心配でも外出は控え、身の安全を守るようにしてください。