熊本県が大規模地震発生した際の津波到達予想時間を年内にも公表

熊本県は大規模地震が発生した際の津波到達予想時間について、年内にも公表する方針を示しました。

■熊本県 木村敬知事
「津波到達時間という新たな項目が加わることで、市町村の津波避難対策のさらなる強化につながるものと考えております」

木村知事は25日の県議会でこのように述べ、大規模地震が発生した際の津波到達予想時間を年内にも公表する方針を示しました。

熊本県は2013年3月に布田川･日奈久断層を震源とする地震や南海トラフ地震など、大規模地震が発生した場合の津波による被害想定などを公表していますが、津波到達時間については｢震源や規模によって変わるため、避難の遅れにつながるおそれもある｣などとして示していませんでした。

木村知事は今年5月、｢参考となる情報はいろいろ提供すべき｣として、津波到達時間の公表に向けた調査を行う方針を示していました。

熊本県によりますと、2013年3月に公表した津波による被害想定などを設定した際のデータを活用し、民間業者に委託して算定するということです。