委託業者への支払い処理を怠った50代の町職員を減給処分「内向的な性格で」
委託先への支払い処理を怠り、一時、約220万円の未払いを発生させた南小国町の職員が町から減給処分を受けました。
処分を受けたのは南小国町建設課の50代の男性審議員です。
町によりますとこの職員は下水道事業の保守点検の委託料や浄化槽の法定検査の料金約220万円を5月に業者へ支払わなくてはいけませんでしたが、約3か月にわたり支払っていませんでした。
このほか6月中旬までに対応すべきだった浄化槽の設置工事に向けた事務作業を怠り、業務に混乱を招いたということです。
今年7月頃、課内で怠慢が発覚。詳しく調べた結果、未払いや複数の事務処理を怠っていたことが分かりました。
町の聞き取りに対し職員は「内向的な性格で周りに相談できなかった」などと話しているということです。
この職員は過去にも職務怠慢を理由に懲戒処分を受けていて、南小国町は本来の処分よりも重い減給10%、2か月の懲戒処分としました。
また本人自ら降格を申し出たことから審議員から参事へ降格させたということです。
町は管理監督者にあたる50代の課長を戒告処分としました。