畑の焼け跡から1人の遺体発見 乾燥注意報発表中の県内で1日3件の枯れ草火災
県内では9日、枯れ草が燃える火事が相次ぎました。山都町菅では、畑の枯れ草が燃え約3000平方メートルが焼失。焼け跡から男性とみられる遺体が見つかりました。
警察によりますと、畑の所有者が、害虫駆除などのために枯れ草を焼いていたとみられるということです。警察が遺体の身元の特定を急いでいます。
産山村では、地元の牧野組合が行っていた「野焼き中」に50代の男性1人が火に巻き込まれました。男性は全身にやけどを負い、ドクターヘリで搬送されました。野焼きについて、牧野組合は、事前に消防に届け出ていました。
南小国町満願寺にある「茶屋の原キャンプ場」では、敷地内の枯れ草、約2万平方メートルが燃えました。けが人はいませんでした。警察によりますとキャンプ場では、イベント会場の整備のため、消防に届け出て枯れ草を燃やしていたところ、火が広がったということです。9日は、県内全域で乾燥注意報が出されていました。