阿蘇中岳の噴火警戒レベル引き下げ 約2か月ぶりに火口見学が再開
福岡管区気象台によりますと、阿蘇中岳では6月下旬以降、火山性微動の振幅がおおむね小さい状態で経過するなど火山活動の低下がみられるということです。このため気象台は午前11時、阿蘇中岳の噴火警戒レベルを火口周辺への立ち入りを規制する「2」から、活火山であることに留意する「1」に引き下げました。噴火警戒レベルが「1」になるのは、5月15日以来65日ぶりです。
警戒レベルの引き下げを受け、午後1時から火口の見学が再開されましたが、直後に天候が急変しました。それでも訪れた人たちは火口見学を楽しんでいました。
■高知から(男性)
「すごく迫力があって、阿蘇のエネルギーを感じます」
■高知から(女性)
「来て良かったです。ずぶ濡れになっても良かったです」
■韓国から
「こんな大きな火口は初めて見ました。すごいです」
気象台は、「火口内では土砂や火山灰が噴出する可能性がある」として、火口付近の火山ガスとともに注意を呼びかけています。