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新型コロナに感染した生徒に「咳込み君」中学校教諭が暴言 熊本市教委は処分検討

2023年11月16日 17:57
新型コロナに感染した生徒に「咳込み君」中学校教諭が暴言 熊本市教委は処分検討

熊本市の教職員の体罰などを審議する会議は15日、顧問をしている部活動で新型コロナに感染した生徒に対し「咳込み君」と呼ぶなどして中学校教諭の発言を「暴言等」と認定しました。

熊本市教育委員会によりますと、この教諭による暴言等は4件で、昨年度男子バレー部の顧問に就任して以降のものです。
【暴言等と認定された発言】
①複数の部員に対して「チキン」、「ヘッター」、「しばくぞ」などと発言した。
②新型コロナウイルスに感染し復帰した部員に対して、10分間にわたって強い言葉で「なんで罹っとや」などと責めた。
③1人の部員に対し練習中、部活のこととは関係がない学級での出来事などを引き合いに出して、他の部員の前でひどく注意した。
④練習中に熱中症になったり、新型コロナ感染したりして、後日復帰した部員に対して「熱中症君」、「咳込み君」などと呼んだ。

また、この教諭が練習中に部員にボールを当てた行為など4件が不適切な行為とされました。

熊本市教委の聞き取りに対し、教諭は「部員を鼓舞するつもりだった」などと説明したということですが、市教委は部員1人が退部したことを挙げ、「叱咤激励になっていない。ほとんどの部員が被害に遭ったと思っている」と話しました。教諭はすでに顧問を外されていて、市教委が処分を検討します。

また審議会では、ほかの教諭2人の「部活動中ボールを投げ当てた行為」など2件も「不適切」と認定されました。