八代市厚生会館の解体の賛否を問う住民投票を 市民団体が署名提出 老朽化など理由に閉館
去年7月に閉館した八代市厚生会館。解体の賛否を問う住民投票を求めようと、約4400人分の署名が10日、八代市選管に提出されました。
署名を提出したのは、八代市の市民団体「市民で決めよう!厚生会館住民投票の会」です。「住民投票の会」は12月7日までの1か月間に、約9万9700人の有権者50分の1を超える4392人分の署名を集め、八代市選管に提出しました。
八代市厚生会館は1962年に開館し、約60年に渡り劇場やイベント会場として市民に親しまれました。しかし、老朽化や維持管理費の増大などを理由に5年前から休館し、去年7月、八代市が閉館を発表しました。
■市民で決めよう!厚生会館住民投票の会 吉田諭祐会長
「市民の思いが詰まった建物。歴史的文化財としての価値もある建物を八代市民のみんなで考えてみようというきっかけになれば」
今後、署名の審査が行われ、市長が住民投票条例案を議会に提出後、可決されれば住民投票が行われます。
最終更新日:2024年12月10日 19:07