ロッテからメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手について、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が日本時間11日、MLBのウインターミーティングで近況や今後について取材に応じました。

佐々木投手の代理人を引き受けたことにウルフ氏は「彼と会った瞬間、彼の代理人を務めたいと思った。それには彼に選ばれる必要があったし、双方の思いが一致する必要があった。共通の知人である筒香嘉智選手を通じて会った」と説明。佐々木投手については「実際に見て、彼は類いまれな才能の持ち主で若いし、偉大なピッチャーになるポテンシャルを持っている」と評価しました。

その上で「だからこそ多くの球団が彼に注目している。接触してきた球団はたくさん。30ではないが20球団以上だ」と語り、複数球団が佐々木投手に興味を示していることを明かしました。

また、佐々木投手は現在23歳。25歳未満の選手は、大リーグの海外契約選手の規定により様々な契約の制限が発生します。メジャー移籍について、2年待つことを説得できなかったのかという質問に対しては、けがなどの可能性を佐々木投手自身が考慮したといい、最終的に「誰かが朗希を納得させるのではなく、朗希が我々を納得させた」と説明しました。

そして佐々木投手がロッテファンや球団に感謝していることを明かし「彼は千葉ロッテと松本さん(球団本部長)にとても感謝している」と語り、「千葉ロッテは誠意を持って彼に接した。球団にとって非常に難しい判断だったと思う」とロッテについてコメントしました。

また、ロッテから佐々木投手が抜けることに悲しむファンの思いも聞き、「彼はメジャーで活躍して恩返ししたいと思っていて、メジャー移籍は彼にとって長年の夢であり、いつか理解してもらえることを願っている」と語りました。