【速報】水俣病訴訟 熊本地裁 原告144人の訴え退ける
水俣病被害者すべての救済を掲げ、熊本県や鹿児島県の原告が国や熊本県、原因企業チッソを相手に起こした裁判で、熊本地裁は先ほど原告の訴えを退ける判決を言い渡しました。
判決の言い渡しは熊本地裁で午前11時に始まり、品川英基裁判長は国と県、原因企業のチッソに賠償を求めた原告144人の訴えを退けました。
主文が読み上げられると、支援者が判決を待つ地裁前で「不当判決」と書かれた旗が掲げられました。
この裁判は、「水俣病の最終解決策」とされた水俣病特別措置法でも救済されていない熊本や鹿児島などの原告が、国や熊本県、原因企業のチッソに1人当たり450万円の賠償を求めたものです。22日に判決を受けたのはあわせて1400人に上る原告のうち144人です。
同様の裁判は大阪や東京でも続いていて、去年9月の大阪地裁判決では特措法で定める居住地域や年齢の線引きを大幅に緩和して原告128人全員を水俣病と認定。国や熊本県、チッソに1人あたり275万円の賠償を命じました。
22日の熊本地裁は刑事事件の「時効」にあたる「除斥期間」を理由に原告全員の訴えを退けました。
判決の言い渡しは熊本地裁で午前11時に始まり、品川英基裁判長は国と県、原因企業のチッソに賠償を求めた原告144人の訴えを退けました。
主文が読み上げられると、支援者が判決を待つ地裁前で「不当判決」と書かれた旗が掲げられました。
この裁判は、「水俣病の最終解決策」とされた水俣病特別措置法でも救済されていない熊本や鹿児島などの原告が、国や熊本県、原因企業のチッソに1人当たり450万円の賠償を求めたものです。22日に判決を受けたのはあわせて1400人に上る原告のうち144人です。
同様の裁判は大阪や東京でも続いていて、去年9月の大阪地裁判決では特措法で定める居住地域や年齢の線引きを大幅に緩和して原告128人全員を水俣病と認定。国や熊本県、チッソに1人あたり275万円の賠償を命じました。
22日の熊本地裁は刑事事件の「時効」にあたる「除斥期間」を理由に原告全員の訴えを退けました。