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【熊本市電】ドリルで配線損傷が原因か ドア開いたインシデント調査で確認

2024年3月5日 19:23
【熊本市電】ドリルで配線損傷が原因か ドア開いたインシデント調査で確認

熊本市電がドアを開けたまま走行した問題で、熊本市はドリルで作業中に車両の配線を損傷させた可能性があると発表しました。

この問題は2月23日、上熊本電停を出発した熊本市電の乗車ドアが走行中に2回にわたり開いたもので、国の運輸安全委員会が重大インシデントとして調査しています。
熊本市交通局は5日、過去に車両の前の部分に系統板をドリルで取り付けた際、誤って壁の裏にある配線を損傷させたことが原因だった可能性が高いと発表しました。損傷した配線どうしを接触させた際、ドアが開くことを確認したということです。

これを受け交通局は同じように系統板を取り付けた他の車両8台も点検しましたが、異常はなかったということです。
交通局は今後、国の運輸安全委員会による調査結果も踏まえ、追加の対策を考えたいとしています。