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「自分の判決が正しいか非常に悩んだ」 裁判員の経験者が意見交換

2024年2月10日 19:04
「自分の判決が正しいか非常に悩んだ」 裁判員の経験者が意見交換

裁判員裁判の経験者が9日、熊本市で裁判官や検察官らと意見交換しました。

意見交換会に参加したのは、去年1月に行われた薬物事件の裁判員をつとめた熊本県内の3人と裁判官や検察官、弁護士らあわせて7人です。裁判に民意を反映させようと2009年に始まった裁判員制度では、殺人や誘拐など重大事件の裁判に国民が「裁判員」として加わります。

意見交換会では裁判員の経験者から「自分の判決が正しいのか非常に悩んだ」「事件の背景に関する説明がもう少し欲しかった」などの意見のほか「参加したことで裁判が身近になった」などの感想もありました。熊本県内ではこれまで161件の裁判員裁判に約1000人が裁判員として参加しています。